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2024.06.05
摂食指導でのエピソード②
脳性麻痺の大人の利用者さん。
家の間取りの都合で、食事は寝たまま家族が介助していました。
この姿勢で食べるとむせる?のでは、とヘルパーが疑問に思い、
向井先生の摂食指導をご本人と家族におすすめしました。
先生から、「起きて食べたほうが、安全だし、香も感じる。食べるのが楽しくなるよ」と
優しくわかりやすく教えて頂き、ご家族も「今まで寝て食べるのが当たり前で気づかなかった」と納得。
利用者さんは筆談で、「起きてたべたほうがいいのですね。起きて食べたい」と仰いました。
後日ヘルパーはご家族とどうやったら起きて食べれるか、を話し合いました。
車いすは家には入れれない、座位保持装置も置く場所がない。脳性麻痺で普通の座椅子は使えない・・・
「では、大きいビーズクッションで座るのはどうか」とヘルパーがアイデアを出し、
座って食べることが実現しました!
食事は命の源です。しかし食べ物や食べ方によっては健康を概してしまうこともあります。
「安全に美味しく食べたい」をあきらめず考え、実現した嬉しい一例でした。
次回は7月8日(月)15:00〜うみかぜです。
お問い合わせは、ご利用している各事業所まで。