スタッフ紹介
「とも」のスタッフを紹介します!
看護師
「治療」が目的の病院とは異なり、患者さんの意志を尊重しサポートする仕事です。
看護師
入職11年目
Q1.現在のお仕事の内容と、やりがいを教えてください。
入職後、浦安市身体障がい者福祉センターで、看護師として働き始めました。障がい者手帳を持つ利用者さんの健康管理を行ったり、排泄や食事など日常生活を支えたりするのが私の仕事。重い障がいを持つ方には看護計画を立てたり医療処置を行ったりすることもあります。
言葉で自分の感情を伝えることができない人でも、苦痛を感じているときは心拍数が増えたり、呼吸が早くなったり、顔をしかめたりという変化はあります。自分が関わることで、筋肉の緊張が少しゆるんだり、楽になっていることが感じられると嬉しくなりますね。
また、一緒に働くヘルパーさんに、喀痰吸引などの医療行為の指導もしています。支援を担う人の教育に携わることで、将来の福祉に貢献できるというのも仕事の魅力ですね。
現在は訪問看護の部門に従事しています。利用者さんの家に訪問し、医療処置や薬の管理、介護の相談などの看護を行っています。身体障がい者福祉センターで重度の障がいを持つ方の日中活動を支える看護を経験したことが、利用者さんの希望する生活に寄り添う訪問看護に生かされていると思います。
Q3.病院での看護と、地域福祉のなかでの看護の違いはなんですか?
病院は、病気を治すことが目的の機関。命の危機を脱し、ある程度回復したら退院をしてもらう必要があります。
しかし、患者さんにとっては退院後の生活が重要。病気や障がいを抱えながら社会のなかでどのように生きていくのか。次のステップへ進むために支援するのが、わたしたちの役割です。
病院勤務時代は、専門的な立場として患者さんにアドバイスや指導をする場面が多くありました。
しかし「とも」で働き始めて、アドバイスをするばかりが正解ではない、と思うようになりました。
私たちに求められているのは、彼らの意志を尊重し、サポートすること。このため、ひとりひとりをよく見て、その人に応じたケアをできるように心がけています。