問題や課題の解決に向けて最後まで諦めず支援していく。それが「とも」の相談支援。

Q1.現在のお仕事の内容と、やりがいを教えてください。

　浦安市基幹相談支援センターで相談員として働いています。基幹相談では、障がいの種別、障害者手帳の有無は問わず、障がいのある方が地域生活を送るための様々な相談を受けています。 障がい福祉の制度や申請についてのお問い合わせだけでなく、教育に関する相談や、就職にまつわる相談、家族関係についての相談など、内容は多岐にわたります。
また、地域の中核的な相談支援機関として、研修会や事例検討会の開催、相談支援事業所の後方支援も行っています。
　相談に来られる方の困りごとは様々です。問題が複雑な状況で、どうしたらいいか分からない方もいらっしゃいますが、一つ一つ話を聞き、問題を整理し、解決に向けた方法を考えていきます。すぐに問題が解決したり、状況が変わることは少ないですが、長く関わる中で少しずつ状況が好転していき、利用者さんの生活が変わっていくことを一緒に歩ませてもらえる事は、やりがいにつながっています。

Q2.これまでの経歴と、「とも」への志望動機を教えてください。

　大学を卒業後、食用油を製造している会社、クレジットカード会社で働いていました。
以前の仕事もそれなりに楽しかったのですが、家族や友人の死をきっかけに自分の将来について考えるようになり、以前から興味があり、いつかやりたいと思っていた仕事をしようと思い、福祉業界に進むことを決めました。 そこから専門学校に通い、社会福祉士の資格を取得しました。
　私にはダウン症のいとこがおり、そのいとこが施設入所で長年暮らしている姿を見て、どうして一緒に地域で暮らしていけないのかという事をずっと疑問に感じていたので、就職活動をする中で「とも」を見つけ、障がいのある人もない人も、地域でともに暮らしていくことを支援するという考えに共感し、地域生活を送ることを支援するために自分に出来ることをやりたい、それを実践している「とも」で働きたいと思いました。 入職後、「とも」でヘルパーや支援員として、様々な利用者さんの２４時間３６５日体制の生活支援に従事した経験は、相談員として仕事をする上で、私の基盤となっています。

Q3.仕事をしていて悩んだことはありますか？ どのように乗り越えましたか？

　日々、悩むことだらけです。ただ、それは決して悪い意味ではなく、悩み、考え、それを解決していくことが相談支援の仕事の一つであり、楽しさであると思っています。
　利用者さんの支援に行き詰まったり、関係機関とのやり取りに困ったり、時には仕事を通して自分自身の内面と向き合う事で苦しくなったりすることはありますが、上司や同僚が一緒に支援について考えてくれたり、相談できる環境があることで乗り越えることができています。